「障害者ワークフェア2011」に出展

11月22日(火)、23日(水・祝)にさいたま市で「障害者ワークフェア2011」が開催されました。障害者雇用への理解や促進を目的に、毎年各県の持ち回りで開催されているイベントです。会場になったさいたまスーパーアリーナは仕事場から近く、出展も無料なので、こっぱ舎として2ブースを申し込みました。

150あまりの出展者は、県内の特別支援学校や障害者関係の団体・作業所、また「特例子会社」制度を利用する障害者雇用企業などです。

例年だと障害者の技能五輪・アビリンピックと同時開催ですが、今年は韓国で国際大会があったために国内大会は非開催となり、規模は小さめなのかも知れません。

今回、目立ってにぎわっていたブースのひとつが塙保己一学園のマッサージサービスでした。学園のあんまクラブでは地震や原発事故の避難所に出かけてボランティアでマッサージもしているそうです。

こっぱ舎ブースの左隣は「全国障害者学生支援センター」です。全国の大学の障害のある学生の受け入れ状況を網羅した冊子を発行するなど、障害のある学生の進学相談や支援活動をしています。ここから支援を受けて大学を卒業し、社会人になっている全盲の人がボランティアで活動の説明をしていました。しばらくお話したのですが、ご本人から全盲と聞くまでは全然気づきませんでした。

こっぱ舎の右隣は「職業能力開発総合大学校」です。旧称の職業訓練大学校の時代に、私は塗装科の聴講生として相模原のキャンパスに週1回、2年間通ったことがあります。塗装全般と漆塗りの実習でした。学生の中には中国からの国費留学生もいましたが、ペンキ塗りの実習よりは、塗料のレオロジーとかチクソトロピーなどの化学的側面の方に関心があったようです。当時、訓練大には木材加工科もありました。私が品川の職業訓練校に通っていた時の指導員も訓練大の卒業生でした。もともとは職業訓練校などで必要な職業訓練指導員の養成が目的の学校ですが、校名も学科も時代の要請と共に変化し、今は塗装科も木材加工科もなくなりました。私が修了した品川の訓練校の木工技術科は存続していますが、校名は品川高等職業訓練校、品川技術専門校、城南職業能力開発センターと改称されています。訓練校になる前は「職業補導所」という名称でしたが、私はこっちの方がレトロでかっこいいと思ったものでした。

さて、こっぱ舎からは就労支援に関わる製品ということで、スタンディング車椅子スペリオルとフリーウィール、電動アシスト付きの車椅子パンテーラの3種類5台を出品しました。

いずれも比較的認知度の低いものなので、興味を持って説明を聞いたり試乗をする方が多く、知らず知らずのうちに通路にはみ出していました。

 

スペリオルを試乗しているのは世田谷区議会議員・上川あやさんです。上川さんは車椅子ユーザーではありませんが、障害のあるひとをはじめ、マイノリティの視点で勢力的に活動を展開しています。近々開催される区議会で車椅子ユーザーの健康診断が十分でないという問題を取り上げるとのことで、その取材を兼ねてわざわざ来場してくれました。

上川さん、ツイッターでスペリオルのことをつぶやいてくれました。

来年の「障害者ワークフェア2012」の開催地は長野とか。作業所の作品やパンやクッキーの販売、講演やセミナー、車椅子ダンスのパフォーマンスなど楽しい催しもたくさんありました。お近くの方はぜひお出かけになって見てください

    こっぱすもすとは?

    車椅子や座位保持装置にまつわる情報、仕事のなかで気づいたことなどを、こっぱ舎にかかわる人たちが折々に紹介していきます。こっぱ(木っ端)=鉋(かんな)の削りくず。転じて、取るに足らないもののこと。そんなkoppaも壮大な宇宙=kosmosの中にあり、こっぱの中にも小さな宇宙がある。そんな思いでkoppasmosと名づけました。

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