『さようならCP』にみる70年代初頭の車椅子は?

1972年制作、原一男監督の『さようならCP』。公開後、上映運動も展開されたので、50代以上の方なら観た方も少なくないかもしれない。しばらく前「ポレポレ東中野」で上映されるのを知って、40年遅れで観た。

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車椅子の出てくる映画1

車椅子の出て来る映画は何? と言われて、真っ先に思い浮かんだのがスタンリー・キューブリック監督の『博士の異常な愛情』(1964)だった。映画の中に出て来るピーター・セラーズ扮するアメリカの科学者は車椅子に乗っている。大統領を呼ぶ時に思わず右手を挙げて「ハイル!」と言いそうになるのを必死に堪えるしぐさから、おそらくナチスで核開発に関わったことのある科学者ではないかと思わせる人物で、車椅子に乗っている設定は水爆の開発者であるジョン・フォン・ノイマンがモデルではないかとも言われている。

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主人公はオットーボックのM2、『ルルドの泉で』

車椅子がたくさん登場するというので、『ルルドの泉で』(監督・脚本ジェシカ・ハウスナー、2009年オーストリア・フランス・ドイツ)を見に行った。

ルルドはフランスのピレネー山脈のふもとの村で、病を癒すとされる泉があり、毎年、600万人が訪れるカトリック教会の聖地だ。

物語の主人公が参加した巡礼ツアーの一行は40人ほどで、うち9名が車椅子ユーザーだ(ひとりは電動車椅子)。

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    こっぱすもすとは?

    車椅子や座位保持装置にまつわる情報、仕事のなかで気づいたことなどを、こっぱ舎にかかわる人たちが折々に紹介していきます。こっぱ(木っ端)=鉋(かんな)の削りくず。転じて、取るに足らないもののこと。そんなkoppaも壮大な宇宙=kosmosの中にあり、こっぱの中にも小さな宇宙がある。そんな思いでkoppasmosと名づけました。

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