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こっぱ舎の仕事


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こっぱ舎が仕事をするとき、念頭におくのは「製品と技術と経験の最良の組み合わせ」。ユーザーにとってのベストは何かを考えながら仕事をしていきたい。

“工房”が生まれて50年近い。前例のないパイオニアワークとして始まった工房も、その数を増やし、技術の向上とその共有のなかで、各工房はそれぞれの得意分野やスタイルを持つようになった。
工房草創期の主要な仕事となったのは脳性麻痺の子どもなどの使う椅子作り。この椅子も、座位保持装置という厳めしい名称で公的な制度にある補装具となり、共通フレームが開発されたり、部品の外注もおこなわれている。

こっぱ舎の仕事の進め方の特徴は、相談から採寸/採型・製作・仮合わせ・納品までなるべく同じメンバーが一貫してかかわること。現場でユーザーの話を聞いたり様子を見た担当者自身が、クッションのカバーやベルト類などの縫製までもおこなっている。実際のユーザーをイメージしながら構造の決定や素材の選定ができることが大切だと考えている。

こっぱ舎の顧客ユーザーは、児童が大半。成人は少ないが、子どものときに作って、その後も修理などでずっとお付き合いいただいて、いっしょに年をとってきた例もそこそこある。
時の経過のなかで、ユーザーや家族のニーズに応えて、あるいは、こっぱ舎から提案して、バギー、車椅子、カーシート、スロープ、リフト、シャワーチェアを納めるといったこともある。

最近はスロープ付き車両など福祉車両の利用も増えているが、ディーラー任せで購入したら頭が天井に当たってしまったという笑えない話も聞く。普段の車椅子で乗り込め、同乗者や家族構成などにも配慮した車選びが必要なのだ。こうしたことについても情報提供しているが、仕事を通じて学んだり経験したことをユーザーや関係者にお伝えすることも仕事のうちだと思っている。

 

ユーザーにも役に立つ「これだけは知っておきたいメンテナンスの基本」を車椅子テクニックセミナーで実演。メンテナンスも、こっぱ舎の重要な仕事だ。

ミシンをかける

意外に多いのがミシンがげの仕事。こっぱ舎にあるのは業務用ミシンだ。バギーの肩ベルトなどにはチロリアンテープを縫い付ける。テープが苦手な人は簡単にとれるようにしているが、ベルト部分がすぐ分かると好評のようだ。

採寸する

デモ用に借りた車椅子に乗ってもらい、具合をみる。ユーザーとのかかわりは、物作りのスタート。ユーザーはもちろん、ユーザーの家族、PTやOTなどとの共同作業となる。